自己導尿
- 間歇的自己導尿カテーテル法とは、在宅療養者自身操作により定期的に尿路にカテーテルを挿入し、尿を排泄させる方法です
- 排泄時のみにカテーテルを挿入する本法は、カテーテルを留置した場合に比べて感染リスクが低いといわれています
- 貯めすぎることによって細菌感染も起こりやすくなるので、一回の導尿は300cc以下にします
しかし自己導尿法の実施には在宅療養者自身による十分な理解とカテーテル操作の熟達が必要です。
基本的処置方法と感染対策
写真Ⅰ
写真Ⅱ
私が外出する時の必需品です
写真Ⅰは
ウエットクロス(石鹸などがそなえつけてないとき使用)
カツト綿(ヂアミトールスイ水0.025%の消毒剤)
ビニール袋(100x400)
サフィードネラトンカテーテル Fr14(4.7mm)使い捨て
写真Ⅱは
キシロカインゼリー挿入しにくいときカテーテル先端つけます)
ヂアミトールスイ水0.025%の消毒剤 500mLと小分けした容器
カテーテルにジョイントして直接トイレ流すビニールホース
手指衛生(手洗いまたは速乾性手指消毒薬の使用)を行います。
衣類や下着を下げて、導尿しやすい姿勢をとります。
尿道口を清拭綿(0.025%塩化ベンザルコニウム綿など)で拭きます。なお、自家調製した清拭綿は微生物に汚染されやすいので24時間以内に廃棄します。
カテーテルを準備します(必要な場合は潤滑剤を用います)。
カテーテルを尿道口に挿入します.
尿を出し終えたらカテーテルをゆっくりと引き出し、完全に尿を出してからカテーテルを抜きます。
カテーテルを繰り返し使用する場合は、水道水で洗浄し十分水をきってから潤滑・保存液(塩化ベンザルコニウム添加グリセリン、ポビドンヨード添加グリセリンなど)を入れたケースに戻します。
脊髄損傷が神経因性膀胱を代表とする排尿障害を有する。間歇的自己導尿カテーテル法は排尿方法の一つです。尿道を介して膀胱に直接カテーテルを挿入するために適切な方法で実施しなければ粘膜損傷や感染症などの合併症を生じる危険性があります。身障者専用トイレには膀胱及び直腸機能障害(人工肛門)の方も安心して使えるように整備されているところはいいのですが、しかし、街中の公的施設や公衆トイレなどには、、安心して使えないところがたくさんあります。だから清潔なトイレ必要です。
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